全国交通事故遺族の会
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 このところ、何の落ち度もない多数の人たちが、危険な運転行為により死傷するという、 
 痛ましい交通事故が全国各地で発生しています。被害者や遺族は、加害者に対して危険運
 転致死傷罪という重い処罰を望んでいます。

 しかし現行の危険運転致死傷罪は、実際の運転中の行為に限定され適用されています。運
 転の前後の悪質行為は、適用範囲外とされ、被害者側には不満感が高まっています。



 被害者側が求める危険運転行為


   <運転前

     ●無免許運転

     ●(てんかん等)病気不申告者の運転

     ●自賠責保険未加入

     ●暴走行為

   <事故後

     ●ひき逃げ
 なぜ新法が必要なのか


 こうした問題を解決するため、遺族の会や、それぞれの事故毎の被害者団体は、危険運 
 転致死傷罪の抜本的見直しを、政府に求めています。危険運転致死傷罪は刑法の一部で
 あり、本来からすれば刑法を見直すのが理想的です。

 しかし窓口である法務省は、他の犯罪とのバランスが取れないなどの理由から、同法の
 見直しには慎重な姿勢を崩していません。

 無免許・病気不申告やひき逃げなどは、警察庁が主管する「道路交通法」で処罰されて
 います。この際、法律の筋論から離れ、実際の窓口である国家公安委員会が主導する形
 で新法を制定するのが近道だと思います。

 こうした問題を一挙に解決するため、思い切った対策を提案します。それは道交法の中
 に(仮称)「危険運転予備・不作為罪」を設けることです。


ANNニュース(京都市亀岡の事故現場)
 松原国家公安委員長への陳情


 2012年8月27日、遺族の会のメンバーは国家公安委員会の松原大臣に面会し、新た 
 な提案を行いました。

 危険運転予備・不作為罪とは、危険運転行為の前後、すなわち前段の「無免許・無保険・
 病気未申告や暴走運転」を、さらに後段として「ひき逃げ」を加えることであり、危険運
 転致死傷罪では賄いきれない部分を、充分にカバーすることが出来るもでます。

 危険運転を予知させ、誘因するような事柄を大きく取り込むことで、重大事故の減少に寄
 与し、世論への誠実なレスポンスになります。


   予備………犯罪の実効の着手以前における一切の準備行為(法律用語)
   不作為……あえて積極的な行動をしないこと(広辞苑)


 この法律では、危険運転につながる、予備(運転以前の違反行為)として、運転者に科せ
 られた最低限の義務や、安全運転に反する運転者の資質について定めています。

 また事故後に科せられた通報義務、および被害者救護義務違反は、事故を起こした運転者
 の不作為として、その罪の重さを盛り込んでいます。


松原大臣へ要望書を提出(NHKニュースより)

 参考資料



滝大臣へ要望書を提出





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