全国交通事故遺族の会
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 飲酒運転の厳罰化が日本を滅ぼす

先般発売された「週刊朝日9月4日特大号」に驚くような酷い記事が掲載されました。作家・経済評論家である堺屋太一氏が誌上で「憂いの熱弁」をふるったのです。称して「飲酒運転の厳罰化が日本を滅ぼす」と。
堺屋氏は、小渕内閣で経済企画庁長官として、民間から登用された元大臣です。
今回の記事は、こんな内容が書かれています。今度の選挙は、国民が民主党を選ぶという悪しき選択である。政党のマニュフェストにはビジョンが無い。郵政選挙後、官僚の巻き返しが進んだ。飲酒運転・少子化問題など、官僚に振り回されている。これら官僚依存を排除できるか、今回の選挙では見えない、等々です。


 


 堺屋発言の全文

官僚の統制の害悪のわかりやすい例が、飲酒運転の過度の取り締まり強化です。
このところ飲酒運転だけでなく、道路交通違反の取り締まりがやたらと厳しくなっています。まさに官僚統制が強くなっているということですが、さらに注目すべきなのは、飲酒運転規制にかかる情報統制です。
日本で飲酒運転による現行犯逮捕の基準は、呼気中のアルコール濃度が1gあたり0.15_グラムですが、フランスやアメリカなど世界で一般的なのは0.4_グラム、緩い国では0.45_グラムまで認めています。
お手洗いに行くと、「ワインは2杯まで」なんていうビラが貼ってあります。ところが日本はコップ一杯のビールでもダメ。このことを言うと、官僚が必ず引き合いに出すのが、例外的厳しいノールウェーの0.1_グラムです。
その結果、地方の飲食店は軒並みつぶれています。いまや人口20万人以下の都市に行くと、夜7時を過ぎたら全く人が歩いていない。この悲惨な状況をつくった大きな原因の一つが、飲酒運転の取り締まり強化、厳罰化なのです。





 週刊朝日への抗議文
遺族の会では、遺族を逆なでし、かつ飲酒運転を奨励したような堺屋発言を、公器である誌面に安易に掲載した週刊朝日にたいして、抗議文をおくりつけました。
また週刊誌の使命を問いただすとともに、週刊朝日という企業における飲酒運転への考え・姿勢を聞く、公開質問状を9月15日付けで発送しました。

   ◆ 堺屋氏発言の全文




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