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事故死遺族の国賠請求認めず…東京地裁
                            読売新聞 2004/12/21/23:54
 愛知県大府市で起きた交通事故で死亡した会社員岩佐孝文さん(当時36歳)の妻静
江さん(42)が「検察の捜査が不十分で、過失がない被害者なのに信号無視とされ、
多大な精神的苦痛を受けた」として、慰謝料など330万円を求めた国家賠償請求訴訟
の判決が21日、東京地裁であった。 

 近藤寿邦裁判長は、「検察官の捜査や公訴権の行使は、国家や社会秩序維持という公
益が目的で、捜査などが違法だとして国家賠償請求はできない」とした1990年の最
高裁判決を踏襲し、岩佐さん側の請求を棄却した。 

 事故は99年8月22日早朝、大府市吉田町の信号機付き交差点で発生。検察側の認
定では、男性会社員(35)のワゴン車が、赤信号に変わった後に交差点に進入、岩佐
さんの乗用車と衝突した。
 名古屋地検半田支部は会社員を業務上過失致死罪で起訴。現場が映った防犯ビデオの
解析などが行われないまま、「被害者に信号無視や見落としの落ち度がある可能性は否
定できない」と言及した判決が確定した。 

 静江さんは「何もしなかった検察が許せない」と話しており、控訴も検討するとして
いる。 


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