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静岡のひき逃げ死亡、「救護怠った」有罪判決 不起訴一転
                            毎日新聞 2004年11月10日
 静岡市で02年12月に起きた交通死亡事故で、道交法違反(ひき逃げ)などの罪に
問われた東京都江戸川区、元トラック運転手、後藤一人被告(25)に対し、静岡地裁
は10日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した。

 事件は、静岡地検がひき逃げを不起訴とした後、静岡検察審査会が2回の議決を出し
、ひき逃げで起訴される異例の展開をたどった。
 竹花俊徳裁判長はひき逃げの成立を認め「前方確認や負傷者の救護という最も重要な
義務を怠った」と述べた。

 判決によると、後藤被告は02年12月19日午前1時20分ごろ、静岡市清水横砂
の国道1号で、バイクで転倒していた望月誠人さん(当時33歳)をトラックではねて
死亡させ、そのまま逃走した。

 静岡地検は当初「被害者の死亡が明白な場合以外は加害者に救護義務がある」とする
1969年の最高裁決定に基づき、「望月さんは死亡が明白な状態だった」として、業
務上過失致死罪などで起訴し、道交法違反(ひき逃げ)での起訴は見送った。
 しかし、遺族の申し立てを受けた静岡検察審査会が03年4月に「不起訴不当」、同
年10月に「起訴相当」の2回にわたる異例の議決を出し、静岡地検が道交法違反(ひ
き逃げ)での訴因変更に踏み切った。【古関俊樹、小林慎】

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