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交通死の加害者がウソ証言、精神的被害認め遺族と和解
                            読売新聞 2004/9/9/23:06
 交通事故で長男を失った両親らが事故の真相究明のために起こした民事訴訟の中で、
加害者にうその証言をされるなどして精神的に「2次被害」を受けたとして、両親らが
加害者に慰謝料など約80万円の支払いを求めて新たに起こした裁判で9日、加害者が
原告に精神的苦痛を与えたことを認め、解決金26万円を支払うことで横浜地裁(山本
博裁判長)で和解が成立した。 

 訴えを起こしていたのは、横浜市の会社役員三苫(みとま)清隆さん(66)夫妻ら
3人。
  三苫さんの長男(当時21歳)は1995年9月、東京都大田区の首都高速湾岸線で
、運転していた乗用車がスリップして止まったため、車外に出ていたところを千葉県市
川市の左官業男性(58)のワゴン車にはねられて亡くなった。 

 最初の民事訴訟で、男性が遺族の面前で書いた謝罪文の内容を、「無理やり書かされ
た」などとして撤回するなどしたため、三苫さんらは、「男性は故意に虚偽の事実を述
べて、遺族の気持ちを踏みにじった」として2002年2月に提訴。
 男性側は「確定した裁判の蒸し返し」として棄却を求めていた。 

 和解条項には、「交通事故と事故後の対応によって、原告らに大きな精神的苦痛を与
えたことを認め、深く謝罪する」との文言が盛り込まれており、三苫さんは「『加害者
が(被害者などに)うそをつくことは許されない』という思いで裁判を闘ってきたが、
これで区切りをつけたい」と涙ぐんでいた。 


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