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11人死傷事故後も超過勤務…運送会社を営業停止へ
                            読売新聞 2004/7/22/03:04
 三重県鈴鹿市の東名阪自動車道で2002年8月に起きた11人死傷事故で、大型トレー
ラーの運転手に過労運転をさせたとして罰金刑を受けた茨城県日立市の運送会社「井坂倉庫
」が、事故後も運転手らに超過勤務させ、実態を隠ぺいするため運行記録を改ざんしていた
疑いがあることが、関東運輸局の調べでわかった。 

 同局は月内にも、貨物自動車運送事業法(輸送の安全確保)に基づき同社を営業停止処分
とする方針。 

 関東運輸局が今年6月、立ち入り検査を行ったところ、所属運転手の超過勤務が続き、運
転手らの説明と日報や運行記録の乗務時間などに食い違いがあることが判明、会社ぐるみの
記録改ざんの疑いも浮上した。 

 読売新聞の取材に対し、ある運転手は「運転手を集めた会議で幹部から、法定労働時間を
超えても日報などには書かないようにと言われ、チャート紙の抜き取りも指示された」と証
言。
 チャート紙は、車体に設置されているタコチャート(走行記録計)の記録用紙で、抜き取
ると運転中であっても走行記録が残らない。会社側は、その時間帯を休憩時間などと偽って
いたとみられる。
 井坂悦雄社長は社員を通じて「マスコミの取材には一切応じられない」としている。 


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