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時差式信号:標示板無しの事故、右折男性の有罪確定へ
                            毎日新聞 2004年7月15日 19時08分
 神奈川県横須賀市の時差式信号の交差点で右折中、直進してきたオートバイと衝突して運
転していた男性(当時26歳)を死亡させたとして業務上過失致死罪に問われた横浜市の会
社員(37)に対し、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は13日付で、被告の上告を棄
却する決定を出した。
 1審の無罪を破棄し、禁固1年、執行猶予2年とした東京高裁判決(99年12月)が確
定する。

 会社員は96年、乗用車を運転中、時差式信号の標示板がなかったため、目の前の信号が
赤なのを見て、対向車線側の信号も赤と思い込み右折した。
 しかし、実際は青信号で、直進してきたオートバイと衝突した。

 小法廷は「自動車運転者が交差点を右折する際は、自分が対面する信号の色を根拠に、対
向車両の対面信号の色を判断することは許されない。
 標示板がなくてもバイクの動静を注視する注意義務はある」と述べた。

 1審は標示板の設置を怠った神奈川県警の責任を指摘し無罪としたが、2審は「標示板設
置の有無以前に、被告に注意義務違反があった」と判断した。【小林直】

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