無免許運転の発覚を防ぐため交通違反切符に実兄の名前を記入したとして、警視庁第
八方面交通機動隊は6日までに、東京都三鷹市下連雀6、塗装業の男(36)を道交法違
反と有印私文書偽造などの疑いで逮捕した。
調べによると、男は2001年8月に自動車の普通免許の更新手続きを忘れ、免許が
失効しながら、その後も運転を続行。
今年2月までに、仕事などで軽トラックを運転中、速度違反や携帯電話使用などで3
回摘発された際、違反切符に実兄(38)の名前や生年月日、住所、本籍地などを書いた
疑い。
今年1月、反則金の請求通知を受け取った実兄が「違反した覚えがない」と警視庁に
問い合わせて犯行が発覚。
男は「無免許がばれると仕事ができなくなる。生年月日や本籍地まで知っているのは
兄だけだった」などと供述しているという。
|