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ETC車にはねられ料金所員死亡、「双方に過失」判決
                            読売新聞 2005/3/20/03:03
 阪神高速道路公団のノンストップ自動料金収受システム(ETC)専用レーンをトラ
ックで通過中、料金収受員をはねて死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた男
性運転手(51)の判決公判が大阪地裁であった。 

 鈴島晋一裁判官は「減速もせずにブースを通過しようとした」と批判する一方、「被
害者も、安全確認が不十分のままブース間を横断していた」と述べ、禁固1年6月、執
行猶予3年(求刑・禁固1年6月)を言い渡した。
 ETC利用者が急増する中、ドライバーと道路管理者双方に注意を促す判決となった
。 

 今月1日の判決によると、運転手は昨年5月7日午前11時10分ごろ、大阪府豊中
市の阪神高速池田線空港料金所のETC専用レーンを時速70〜80キロで通過、男性
収受員(当時63歳)をはねた。
 ブース手前650メートルは制限時速40キロ。収受員は、誤ってETCレーンに進
入した車から料金を受け取って戻る途中だった。 

 鈴島裁判官は「被告は、制限速度を大幅に超えており、減速と安全確認があれば防げ
た事故。被告の責任は軽視できない」としながらも、「ブース間は原則横断禁止で、被
害者にも落ち度がある」と指摘した。 

 2001年3月のETC運用開始以来、同様の事故で今回を含め収受員3人が死亡し
、10人以上が負傷。ETCの開閉バーが開かずに車とぶつかるなどした物損事故も、
阪神高速道路公団だけで昨年度311件発生した。 


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