宮城県警高速隊は18日、東北自動車道で昨年11月、大型トラックのタイヤが外れ
て対向車線の乗用車に衝突、運転していた会社員に心的外傷後ストレス障害(PTSD
)を負わせたなどとして、業務上過失傷害などの疑いで岩手県江刺市のトラック運転手
(54)を書類送検した。
警察庁は、交通事故によるPTSDに関する立件は珍しいとしている。
宮城県警によると、PTSDに陥った宮城県石越町の会社員(45)に外傷はなかった
ものの「トラックが対向してくると恐怖がよみがえり、その日の夜は眠れなくなる」と
訴え、症状が重く通院中。タイヤが外れた大型トラックは三菱ふそう製だが、リコール
対象車ではなかった。
調べでは、トラック運転手は昨年11月15日、宮城県古川市の東北自動車道上りで
、トラックの右後輪にある4本のタイヤのうち1本(直径1.25メートル、重さ92
.5キロ)を脱落させ、対向車線の乗用車に衝突させるなどして2人に重軽傷を負わせ
、逃走した疑い。
|