いすゞ自動車が、道路運送車両法で定められた必要な届け出をせずに1970年代以
降、公道でエンジンの走行試験をしていたことが1日、分かった。
判明している2000年以降だけでも、8台が無届けで走行していた。また同年以降
、人身事故1件、物損事故19件が起きていた。
国土交通省は1日、いすゞに警告書を出し、改善を指示した。いすゞは「運転手の不
注意などによる事故」と説明している。
国交省によると、無届け走行試験は神奈川・藤沢−静岡間の国道1号、東名高速道路
や、名古屋方面の一般道で行われた。
新しく開発したエンジンなどを公道で走行試験する際には、道路運送車両法で自動車
検査証の記載変更の手続きなどが義務付けられている。T
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