昨年1年間の交通事故による負傷者数は前年比1689人増の118万3120人だ
ったことが27日、警察庁のまとめで分かった。事故発生件数は同4198件増の95
万2191件で、いずれも過去最悪。死者は7358人で、46年ぶりに8000人を
割り込んだ前年(7702人)をさらに下回った。
死者のうち、16歳から24歳の若者は同108人減の931人と、10年前の37
・3%にまで減少した一方、65歳以上の高齢者は3046人(同63人減)と、前年
に続き全体の4割を超えた。
また、改正道路交通法(昨年11月1日施行)で罰則が設けられた運転中の携帯電話
使用により、昨年末までに全国警察本部が3万4531人を検挙。
暴走行為を警察官が確認した時点での暴走族摘発も可能になったが、これにより、2
0件195人を検挙(うち逮捕81人)した。
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