道路交通法の改正で、運転中に携帯電話を使っただけで罰則が適用されるようになっ
たことを知っている人は97.3%に上ることが13日、内閣府が発表した「交通安全
に関する特別世論調査」で分かった。
調査結果によると、罰則適用の強化を「知らなかった」との回答は2・7%だけだっ
た。改正道交法は昨年11月に施行され、走行中の携帯電話使用について「交通の危険
を生じさせた」場合に限っていた罰則適用を「手に持って使用した」ケースまで拡大し
た。
飲酒検知の拒否に対する罰金の大幅な引き上げは「知っていた」が71.8%で「知
らなかった」の28.2%を大きく上回った。
暴走行為などの共同危険行為を警察官が現認するだけで摘発を可能にした罰則強化は
「知っていた」が55.3%、「知らなかった」は44.7%だった。
警察庁は一連の調査結果について「関心度の違いで認知に差が出たのではないか」と
分析している。調査は昨年12月、全国20歳以上の3000人を対象に行われ、有効
回収率は68.3%だった。(共同)
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