トップ / 交通事故関連ニュース  <<Buck Number>>

■民事裁判:死亡事故遺族にPTSD認定、札幌地裁が賠償命令
                          読売新聞 4. 26

トラックが歩行者の男性(当時76歳)をはねた死亡事故で、遺族の女性2人が、運転手ら
に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、札幌高裁であった。
前島勝三裁判長は「事故直後から精神的、身体的な不調が生じた」として、遺族がPTSD
(心的外傷後ストレス障害)になっていると認定、運転手と運送会社などに計約660万円
の損害賠償を命じた。事件、事故の被害者がPTSDと認められる例は増えているが、遺族
が認定されるのは珍しいという。 
      
判決などによると、男性は1999年10月、札幌市豊平区内の横断歩道を渡っていたとこ
ろ、右折してきたトラックにはねられ死亡した。
事故後、男性の妻と長女は、亡くなった当時の男性の姿を思い出したり、悪夢や絶望感、吐
き気、下痢などを訴え、心療内科に通院、PTSDと診断され2000年9月、慰謝料50
00万円などを求めて提訴した。
一審の札幌地裁は昨年6月、2000万円の支払いを命じる判決を下したが、PTSDによ
る損害賠償は認定しなかった。

この日の高裁判決は、2200万円の損害賠償を算定したが、既払い分があるため、660
万円の支払いを命じた。 
福岡教育大・保健管理センターの宮田正和所長(心療内科医)は「被害者をPTSDと認め
る例は増えつつあるが、診断書が出ているとはいえ遺族に適用した例は聞いたことがない」
と話している。 

トップ / 交通事故関連ニュース  <<Buck Number>>