運転中に携帯電話の着信があった場合「(運転中に)とることがある」と回答したドライバ
ーが約70%もいることが、社団法人「日本損害保険協会」(事務局・東京)が実施したア
ンケート調査で分かった。
同協会では「多くのドライバーが『運転中の携帯電話の禁止規制は必要』と考えながらも、
着信に出ないようにする意識には乏しい」と分析している。
アンケートは3月、関東と東海、関西の3エリアで、20−50代の男女ドライバー計60
0人に対して行われた。
調査結果によると、運転中の会話が引き起こす危険として、「前方不注意」と答えた人が6
8.5%おり、「集中力が低下した」とする答えが62.2%となった。
運転中の携帯電話の使用について、ドライバーの81.7%が「危険」と感じており、特に
20代の女性は91.0%が「危険」と答えるなど、携帯電話使用による危険を認識してい
る人が多数を占めた。
しかし、自分の運転中となると話は別のようだ。携帯電話に着信があった場合、「絶対にと
らない」と答えたドライバーは27.3%にすぎず、「とる時ととらない時がある」が65.
9%、「必ずとる」との回答は6.8%もあった。
危険を認識していながら、7割を超えるドライバーが、自分が運転中に電話して事故を招く
危険性に対しては甘く考えている実態が浮かび上がった。
携帯電話使用による事故件数は、改正道路交通法の施行で携帯電話の使用禁止が義務付けら
れた平成12年には、前年に比べて約1000件減の1453件にまで減少した。しかし、
翌13年は3040件▽14年は2847件−と、法律改正の効き目は、早くも薄れがちと
なっている。
警察庁は、現行で禁止している運転中の携帯電話の使用に対し、警察官が直接確認すれば罰
金を科すという道路交通法改正案を今国会に提出しており、現在審議が進められている。
こうした規制強化についても聞いたところ、「ぜひ規制を強化すべきだ」「まあ規制すべき
だ」と答えたドライバーが90%以上を占め、肯定的意見が多かった。
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