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■歩行者死亡減目指し“軟らかな”ボンネット義務づけへ
                            読売新聞 2004/4/20/20:02

交通事故死亡者の約3割を占める歩行者の被害を減らすために、国土交通省は、道路運送車
両法に基づく保安基準に、新たに「歩行者頭部保護基準」を盛り込む改正を行い、20日、
公布した。 

これにより、来年9月以降に発売される新型車には、衝突時に歩行者の頭などに加わる衝撃
を緩和する軟らかな材質や、衝撃吸収構造のボンネットの装着が義務付けられる。 

新基準は、国内で販売される新型車のうち、定員10人未満の乗用車、最大積載量2・5ト
ン以下の一部の貨物車が対象。歩行者の頭に見立てた球体の測定器を、時速32キロでボン
ネットに衝突させる実車実験を行い、測定器表面の3分の2で、衝撃の値を「死亡率10%
以下」に抑えるなどの条件を満たさなくてはならない。 

車高の低いスポーツカーや、悪路走行を想定したSUV車、構造が複雑なハイブリッド車な
どは、対策が難しいことから、2007年までは新基準の適用外。
現在販売中の乗用車も2010―2012年まで適用が猶予される。 

国交省によると、昨年1年間の全国の交通事故の死亡者数(7702人)のうち、頭部に致
命傷を受けた歩行者は1307人。
同省では、すべての対象車両が新基準を満たしていれば、死者数は約100人減っていたと
試算している。 


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