1歳未満の乳児では、後ろ向きに装着すべきチャイルドシートを前向きに取り付けている人
が多いことが、北九州市立八幡病院小児救急センターの調査で20日までに分かった。
この状態で追突事故に遭い、乳児に嘔吐(おうと)が続いた例もあり「正しい方法で装着す
る必要がある」と呼び掛けている。調査したのは、同センターの山根浩昌医師ら。
昨年5月、同センターに生後5カ月の男児が搬送された。男児は、乗用車の後部座席で、前
向きに取り付けたチャイルドシートに座っていた状態で前の車に追突、容体が悪化した。
頭の前部に荷重がかかり、血管からにじみ出た水分による急性硬膜下水腫が原因で、嘔吐な
どが数日続いた。後遺症はなかったが、衝突が激しければひどい出血の恐れもあった。
そこで山根医師らは、同病院に車で来た子どもについて、チャイルドシートの装着状態を調
べた。
333人のうち、チャイルドシートを装着していたのは47%。病院に来るという特殊な状
況も影響しているためか、抱きかかえた状態が3分の1以上を占めた。〔共同〕
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