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■救助で事故死の長男巡る訴訟、遺族と山梨県が和解
                            読売新聞 2004/4/9/12:57

交通事故現場で人命救助しようとして長男が事故死したのに、「警察官の職務に協力援助し
た者の災害給付に関する法律」による遺族給付が受けられなかったのは、山梨県警が同法の
協力援助者と認めなかったためとして、父親で元長野県警警部鋪の神戸英樹さん(57)(
長野市徳間)が国家賠償法に基づき、山梨県に慰謝料約1000万円の支払いを求めた訴訟
の和解協議が9日、長野地裁(辻次郎裁判長)であり、和解が成立した。 

和解条項は、長男の行為が法律上の協力援助行為に該当するか否かには触れないまま、〈1
〉被告側が長男の行為を「人命救助の意図をもってなされた」と認める〈2〉原告は請求を
取り下げる――など。金銭の支払いは行われない。 

神戸さんは「100%満足とは言えないが、息子の行動が人命救助と認められた結論を評価
したい」と話している。 

訴状によると、長男のアルバイト、基臣さん(当時26歳)は1995年4月、山梨県昭和
町の中央道で乗用車を運転中、自損事故を起こした乗用車を発見。運転手を助けようと車を
降りて事故車に向かう途中、トラックにはねられ死亡した。 

しかし、山梨県警高速隊は「事故車に向かった理由が分からない」と判断。遺族給付に必要
な報告書を県警本部長に提出しなかった。 

神戸さんは「息子の死を正当に評価してほしい」として、2002年3月に提訴していた。 


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