歩行者の熱や車のヘッドライト光をセンサーが感じ取り、横断歩道の存在をドライバーに表
示板で知らせる全国初の「ハイテク道路標識」を千葉県警が今月末から本格的に導入する。
夜間に突然、横断歩道へ飛び出す歩行者にヒヤリとするドライバーは多いが、千葉県警は新
標識導入で、事故を未然に防止し今年の交通死亡者数80人(22日現在)の全国ワースト
記録を返上したい意向だ。
最先端の道路標識が設置されるのは、船橋市内の2カ所の信号機のない横断歩道。周囲に信
号機のついた横断歩道があるため、さらに信号機を設置すると、車両の通行に支障が出る。
こうしたことから新標識の導入となった。
熱を感知するセンサーは、小学1年生の身長に合わせ、地面から柱の80センチ−1メート
ルの高さに設置。人が横断歩道を渡ろうと2、3秒立ち止まると反応し、ドライバー向けの
表示板に「歩行者注意」という黄色の電光文字が浮かび上がり同時に歩道をライトアップす
る。
最大で半径6メートルの生物熱が感知できるが、セントバーナードのような大型犬も反応し
てしまうこともあり、今後微調整を行うという。
一方、高さ約2メートルにある車両の光を感知するセンサーは夜間、車が標識の約100メ
ートル手前の位置に来ると反応し「横断歩道あり」と表示して、こちらも歩道を照らし出す
。
県警交通規制課によると、信号のない横断歩道は県内で約1万9000カ所。現在、コスト
は「押しボタン式信号機」とほぼ同額だが、大量生産が実現すれば、現在よりも安価で生産
できる見通しという。
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