全国交通事故遺族の会
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 ■ 遺族の会 設立20周年記念感謝の集い


全国交通事故遺族の会は、今年、設立20周年を迎えました。
遺族の会は、交通事故をなくそうとする活動団体です。そして傷ついた遺族どうしが支え合う自助団体です。今この瞬間も、全国あまたの交通事故自助団体の先駆けとなって、交通事故の無い社会を目指して、その最前線で活躍しています。
20年前、事故の量産と被害者や遺族の切り捨てなど、政治・行政や一般市民から、交通事故は「仕方ないもの」と捉えられていました。私たちはそれにたいして、政府や諸官庁に被害者の権利確保と遺族の救済を訴えてきました。警察官や司法担当者の対応ひとつみても、この20年の様変わりは驚くほどです。
今振り返ってみると、これらはすべて、我々の足跡の上に構築されています。遺族の会に現在所属する会員、会を巣立って行った元会員、そして惜しまれつつ鬼籍に入られた先輩たち、その数千名の会員が残した足跡は、今はしっかりと踏み固められた大路となっているのです。
こうした成果こそ、すべての会員の功績です。そして外部にあって、応援してくださった政治家や行政の方たち、マスコミや声援を送ってくれた一般市民の方たちのお陰でもあります。
そうした意味で、この設立20周年記念行事を企画するにあたり、すべての会員と、応援くださった方へのお礼の気持を込めて、設立20周年記念「感謝の集い」と名付けました。

井手夫人に感謝の花束を贈る会員


 ■ 感謝の集い」の概要


  ・日 時 5月15日(日)11:00〜15:00

  ・場 所 東京都港区虎ノ門

       日本財団ビル 2階大会議室   (メイン会場・DVD放映)
               1階バウ・ルーム (ミニコンサート)
              8階サロンホール (懇親会)
  

 この度の会場は、日頃から犯罪被害者救済に多大なる支援を寄せられている日本
 財団様のご好意により、無償で借り受けることができました。


 ■ 感謝の集い


開会の辞に次いで、井手会長が挨拶されました。
日本にまだ被害者側の自助団体が無かったころ、同じ悲しみをもった遺族たちと、その悲しみと苦しみを分かち合いたいと、井手さんは遺族の会を立ち上げました。
8家族だけからスタートした会は、交通事故が増えるに従って会員数を増やしていきました。やがてその活動は、交通事故を減らすためにも向けられて行きました。
刑法や道交法など、交通関連法の制定や改正に大きく貢献しました。警察の事故調査や、司法の場における環境を根底から改善させました。
井手会長は、設立からのそうした思い出を語りながら、会が20年も存続して来たことにたいして、支えてくれた会員やその他の方々に、心から感謝の気持を陳べられました。

       



 ■ 記念DVD『遺族の会20年の歩み』上映


20周年記念行事の挙行が決定されると、そのイベントの目玉を何にするかが議論されました。そこで浮上したのが記念DVDの制作です。
次の世代の会員に、先輩の業績として形ある物を残そう、日本における犯罪被害者団体の履歴を残そうとの考えでした。
DVDを作るには、正確な記録、それなりの映像や画像という資料、表現する技術、そして費用が必要です。「20周年記念行事企画実行委員会」は、苦労の末に、会の歴史と、それに関わった沢山の人たちを取り上げるために、集積された映像の他、新聞などの切り抜き資料などを集めました。
また当時の関係者を集めてインタビューも行いました。こうした苦労の末に出来上がったDVDです。イベント会場では、およそ30分にまとめられた記念DVDが上映されました。

記念DVDのパッケージ

本DVDは会員配布専用で、非売品です


 ■ ミニコンサート


DVDの上映後、1階ホール(バウ・ルーム)で記念ミニコンサートを開催しました。演奏者は早稲田大学OBのフリー音楽家たちで、今回は弦楽4重奏、プラスピアノという、かなり贅沢な編成です。バウ・ルームの広く心地よい会場と、スタインウェイのピアノが常設されているという条件が重なって実現できました。
会員が、半円形にステージを取り巻いて着席したなかで、演奏会が始まりました。演奏は大きく3つに分けて組み立てられていました。すなわちクラシック音楽、童謡そして歌謡曲です。
クラシック部門では、ビバルディーのバイオリン協奏曲集四季より、「春」など、ピアノの独奏では、「乙女の祈り」などが演奏されました。童謡部門では「故郷」を始め数曲のメドレー、歌謡曲部門では「涙そうそう」「時代」などが演奏され、参加者の涙を誘いました。
ほぼ1時間の演奏会は、あっという間に過ぎてしまいました。


会場を埋めた会員たち
美しいメロディーがホールを満たす


 ■ 懇親会


懇親会は立食スタイルの会食でした。
冒頭に井手会長の感謝の言葉が陳べられた後、参加者は思い思いの場所で会食し、懐かしい仲間との話に花を咲かせました。
乏しい会の懐具合ではありましたが、これほどの記念日です。精一杯のおもてなしが出来たように思います。
食事の合間を縫って、古くからのメンバーの挨拶が組み込まれました。また終盤には、特別招待した外部からお客さんや、ずっと会を応援してくださったマスコミの方にも応援のマイクを握っていただきました。
最後に、井手会長夫妻などに感謝の花束贈呈が行われ、すべての行事をつつがなく終えましたました。
約2時間の懇親会でしたが、その時間の過ぎる早さに驚きながら、午後3時終了となりました。


感謝の挨拶をされる井手会長
和気藹々の懇親会場


 ■ 資料 (報道された記念日)







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